読書
Amazonさんもかつては過剰ともいえる段箱包装で送られてきたが、いまや、こんな段ボール袋紙で送られてくる、 こいつをブックカバーにする。ちょっと厚手で意外に手になじむぞ、耐衝撃性のもあるよ^^。では、まず袋を開く、そして届いた本に合わせて裁断し…
暦の上では夏は終わり秋へと移り変わった。太平洋側の南方の地域では台風の被害が続いている。今年は能登の大きな地震に始まって、自然災害が相次いでいる。地震、台風、火事、親父、、、親父はすっかり立場を失ったか。 自然災害も科学の力で克服されると信…
本屋大賞に成瀬が来た。予想どうりでほっとした。今年は中継を見ることができなかったが、きっと舞台にはライオンズのユニホームの・・・そういう映像が想像に難くない。 成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ 作者:宮島未奈 新潮社 Amazon 「本屋大賞」…
というわけで「成瀬は信じた道をいく」読了。よしよし少し心がほぐれた気がします。あの絶対揺るがない『自分』を持っている成瀬。確かにホントに僕の隣の席に、いや、おなじ町内にでも、彼女がいたら。ちょっとヤだなぁ、、、というか、きっと目に入ればこ…
もう1月も下旬に入ろうとしている。なんといっても元旦の地震で、体も頭の中も揺り動かされ、「うわははは・・・」とドタバタしていたら、気づけば1月が終わろうとしている罠。むー。そもそも年末年始にまとめて本を読むはずだった。読みたい本が山のように…
村上春樹を読むときは、息を止めてプールを泳ぎ切る感じ 大江健三郎はというと、濃い霧の課を手探りで進む感じ どちらにしても、そんなしんどい思いをしてまで、なんで読むんだろう? と自分でも思う。決してGOAL(理解)にたどりつけないのに ネタバレはな…
大江健三郎が死んだ。自分にとっては同時代の作家とはいえないが、ショックを受けた。直近の先輩たち(3つ程上)からも勧められた記憶がないので、もう少し年配の方たちの文学かもしれない。実はよくわからない。そんな僕でもまだまだ読んでいたい、、、読み…
なんだか至る所秋の気配が押し寄せている。暦の上では、立秋が8月7日だったから、もうかなり秋が進んではいる。お盆もすぎて学校も始まった。夏は終わったようだ。朝晩はクーラーなしでも過ごせるようになったし、網戸で十分。それどころか網戸では朝肌寒さ…
今年も暑い夏がきた。とびっきりの暑い夏である。温暖化、激甚災害などなど、否定的に捕らわれがち「暑さ」のイメージだが。夏は昔から熱いに決まっているのだ。身をヒリヒリ焦がし、、、昔は日焼けの黒さが少年の勲章だった、、、弾けることこそ、正統なな…
絲山秋子さんの『まっとうな人生』を読んでバカ笑いしたのもつかのま、なんとこんどは、椰月 美智子さんが『きときと夫婦旅』で富山を舞台に大暴れ(w)だ。どういうわけだ? 富山ってどこにあるか知ってる?こんな目立たないなーんの取り柄もない富山が、…
そういえば『三体X』読了した。いやはや苦労しました^^;以外と話を覚えて無くて、『三体』読み直さなければいけないかと焦った。『三体』も面白かったのですが、かなり苦労して読んだので、再読となると年内に読み終えられるかどうか心配しなきゃだったの…
久しぶりに読書感想。いろいろ読んできたけど、コイツは結構心に響いたのです タラント 作者:角田光代 中央公論新社 Amazon 正義とか公正とか真心ということさえ気恥ずかしく思えてしまい。だからといって宗教に帰依するとういうことでもない。ジェンダーだ…
うわ!大人気じゃん。この前そうでもないって感想を書いたのに、ムムム。下のリンクに書いた感想は、あくまでも私個人的な感想なので、そういうふうに理解してほしいと改めて断っておく。公募の新人賞でということを考えればレベルは高い。ただ、ミステリ、…
「史上初、選考委員全員が5点満点をつけた、第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作」と前評判が高かったので、ついポチってしまった。本の表紙から狙撃兵の話しだろうなと見当をつけながら読み始めたのでした。 ・・・以降、ちょっとネタバレあるかも気を…
困難を抱えている人はそれが困難とは気づかない。またゆっくりと困難な状況に進みゆく人もまた、、、まだ大丈夫、まだ大丈夫。もっと酷い人がいるから、、、その過酷さに気づかない。それにしてもまた剛速球な書き方で、結論を求めて読んではいけない、また…
三体完結編となる第3巻死神永生を読んだ。2巻のラストで暗黒森林抑止が成立して、見事なほどキリの良い終わり方をしていた。このあとどうするんだろ?って気になってしょうがなかった。待ちに待った第三部!その「三体Ⅲ死神永生(上)」の冒頭が15世紀のコン…
12月になって全然走れてない。天候が悪いわけでなく、むしろ北陸のこの季節にしては良い。だけどどうも心が走りださない。師走だからかなぁ、と思いつつ。仕事に忙殺され走ることを止めてしまっている。ムムム、、、で本に走ったW。 いまごろになって読了。…
それほどわるくない。僕は基本的に芥川賞や直木賞など、メジャーな受賞作品はあまり買わない。というか、メジャーになったらワザと買わないんだなこれが^^;。作者へのよほどのこだわりがなければ、、、 高山羽根子さんといえば『うどんキツネつきの』とか…
あれだけ殴られたり、撃たれたりもして、それでも決して挫けることなく。何度も立ち上がってきた男だ。そうだろう、そうだろう。君はまだ生きていたのだね。久々にその名を聞いて思わず手に取ってしまったよ。 おや?この表紙の『杖』のシルエットはなんの冗…
一本でもニンジン。二足でもサンダル。三体でも~、って脳内鼻歌を歌いながら読了。たぶん第三部が出ても同じ鼻歌を歌うなw はいようやく読み切りました。途中、(上)巻の半分くらいでちょっとココロ折れそうになりつつ、だって登場人物の読み方がwからな…
昭和の終焉とともに急速に寂れていった町。いつのまにか郊外のショッピングセンターが乱立して、町の外側の、田んぼしかなかった土地が、消費の中心となっていった。いつしかその周辺には住宅が出来て、同時に町からのバイパスが伸びていく。 こうした都市の…
先日『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の感想を述べたが、こういう現状を僕自身も知らなかったわけだ。こうして121位という数字に何を思えばいいのだろう・・・ここまで低いとはだって。135カ国中の121位だよ。 www.huffingtonpost.jp www.oop…
走る奴なんて、、、の続きを書こうと思うのに、最近は寒くなるのに合わせて全然走ってなく、本読みに専念しているんで今回も感想文っす 。今回の本はコチラ ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 作者:ブレイディ みかこ 出版社/メーカー: 新潮社 発…
久しぶりの新宿鮫、8年ぶりだという。前作で大きく鮫島の境遇が変わり、前作の読了後、さてこれけからどうなるんだ。と、こともあろうに鮫島の心配をした。そんなに心配はいらなかった。彼は変わらず一匹の鮫として新宿を泳いでいた。読了してまず感じたこと…
こんな本を読んでしまったら自分でも振り返ってみたくなった 走る奴なんて馬鹿だと思ってた 作者: 松久淳 出版社/メーカー: 山と渓谷社 発売日: 2019/06/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 「笑蔵さんてマラソン走るんですっ…
中国のSFと聞いてどう思うだろう?そもそもかの国でSFなんてものの存在が認められるのかと思うかも知れない。だが「ソラリスの陽のもとに」(惑星ソラリス)だとか秀逸なSFはあった。にもかかわらず東欧とアジアの違いがると、文化の差で侮るならば、…
wareragashojoa.com どっと疲れた。読むうちにどんどんと沈殿していくこの粉っぽいもの。幾人もの想念が渦巻き、そして停滞してく。でも疲れの蓄積に逆らうように頁をめくる手はとまらない。沈殿していくものを、自ら腹の内に雑多なままため込んでいってしま…
この夏はゆっくりと時間をかけて大江を読んだ。他にも読みたい本がたくさんあったが、、、実際に買って積み上げている、、、なのになぜか、大江から離れられなくなってしまった夏。それも、なんども読み返したことがある『懐かしい年への手紙』に辿りついて…
梅雨が本格化したような連日の雨。だが、遅々としてすすまぬこの本の読みすすみのなか、なんとも珍妙で父と子が入れ替わり、さらには同じように年を重ねた上での物語を「ピンチランナー」が読み解いて、聞く。書く?それでも、梅雨入りは名ばかりで好天続き…
ちょっと前のことになるのだけれども、NHKのドキュメントで72時間というのがありますが、僕結構これがすきで録画して見落とさないようにしてる。で渋谷郵便局の一コマで、平成から令和を郵便局での一コマとして記録する。その蛮勇に敬意を表したいと思うのだ…