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*いしのなかにいる*

第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作

「史上初、選考委員全員が5点満点をつけた、第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作」と前評判が高かったので、ついポチってしまった。本の表紙から狙撃兵の話しだろうなと見当をつけながら読み始めたのでした。

・・・以降、ちょっとネタバレあるかも気を付けて・・・

確かに、新人としては抜群にうまいと思います。文体が僕の好みでない点を除けば話の展開も無理なく進みます。作中人物の描写、彼女たちの心の動きや揺れもわかりました。女性の狙撃兵という存在をあまり知らかった僕には、、、

そういえば映画があったけか?『ロシアン・スナイパー』だ。これも観なかったんだった。そうかこれの主人公はリュドミラ・パヴリチェンコだ。『同志少女よ、敵を撃て』のなかにも登場してきます。そうかウクライナの問題も抱えてるか。

なぜソ連には「女性」スナイパーが存在したのか、またそうしたジェンダー問題(当時にそういう意識があったとは思えないが)の視点や、ウクライナ、子供、、、「弱者」の立場から戦場を切り取っている。そうした問題意識をにおわせながら冒険小説にもなっている。確かにうまい。

だけれど、うまいんだけれど、ちょっと違ったかな。前評判が高いと、それ以上に期待してしまうせいもあるんだ。けど、うーん、個人的には今の時代で読みたくなるものではなかった気がする。

個人的に今読みたい冒険小説はなんだろう?と自問している。読了2日^^;。