先日『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の感想を述べたが、こういう現状を僕自身も知らなかったわけだ。こうして121位という数字に何を思えばいいのだろう・・・ここまで低いとはだって。135カ国中の121位だよ。
www.oops.to日本でしか暮らしたことがないから、基本的な感覚が世界とずれているということか。まぁ、これからも海外で暮らすことなんてないだろうし、日本人男子たるものという気概だけでも生きていけるが。
でも世界的な趨勢に、背を向けたり目をそらす、見て見ぬふりをするようなことだけは止めようじゃないか。長いものに巻かれろというこじゃないよね。ジェンダーの問題は世界がどうのこのじゃなくて、この国の内でどう考えられているかの問題と思う。
このタイミングでこのニュースが目に入り、たぶん『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んでいなかったら、ここまでショックは受けなかったと思うのだ。自分では知っているつこりでも身体感覚が追いついていなかった。人権と言うものをコトバでは理解しているつもりでも、生身の感覚にはなっていなかったということだ。
一生モノの課題図書
と帯には記されている。僕に残された人生は、彼ほどの長さはないが、だからこそ追いつかれる前に、考えなければならないなぁー。正直、老体にはキツイことだ。