You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

あの頃の夏のGO!GO!

お題「思い出の場所」

思い出の場所というか幾つかの場所?時間がどうしても思い出せないのだ。元来そう活動的な人間・・・子供、思春期、青年、若者、大人、中年etcいろんな呼び方の年代において・・・ずっとアクティブではなかった。なのにどういうわけか夏の日の午後の日射しが照りつけるいくつかの場面の場所が特定できない。

ドコかの家の裏で、散居村の一つの家の「かいにょ」にそって流れる小川にしゃがんでいる自分。たぶんフナなのかアメンボなのかを眺めているようで、友達何人かとここまで来ているが、一緒に居た誰をも思い出せず。一人の自分だけなのだ。

「かいにょ」とはここいらでいう屋敷林のことだ。でもその木陰にいるわけではなく、頂点からの日射しでなく、その小川を覗き込む首筋に斜めに照りつけている。3時になるかならないか位の時間だとお思う。年齢的に小学生の低学年と思うのだが、、、

その頃住んでいた、自分らの行動範囲にそうした「かいにょ」沿いの小川がどこなのかどうしてもわからない。もう50年以上昔のコトだけど、たぶんここいらのハズと思う所に行っても、やはり何かが違う。50年経てばなにもかも変わってしまうのかもしれんね。

もう一つは、もうすこし年が進んだ頃だと思う。中学生くらいか、生活圏からは大きくハズレ、もっと上手の、大きな川の縁の大きな石の上に一人で横たわっている。子供とは言え人ひとりが横になっても、全然余裕で広い、そして平らな、そういう大きな石。川の上にそそり立っているのだ。反対側山肌が迫りうっそうとした森。自転車で行ける距離なのだが、まったくそういう巨岩があるところなぞ想像つかない。ただゆったりと流れる川面の動きと、木々が風にそよぐことと、やはりおなじ位の角度の日射しご降り注いでいるだけ。

そして、もう一つは確実に分かる場所。大学生の頃で、県外のその地方の山間の場所。卒業してから何度か実際に行ってみたから、確実にそこの場所はわかるのだが、大学の外で、、、大学が山の中だったから、山合の道だ。片側にはやはり木が生い茂っている。だけど何度か行ってみてもどうも日射しの色が違う。同じ時間帯なのだが、日光色とでもいうのか、どうも色があわない。

どれも思い起こす今という時間からの記憶なので、色合いとか、場所とか、時間とか、変な具合に着色されているのかもしれないが、ああそういえば大学時代、それまで裏日本を出たことがなく、東北とはいえ表日本側にでたとき、日射しの色合いが全然違って驚いた。日光の角度って結構違うんじゃないか?なんて思ったが、「裏」と「表」の風土差がいろいろ作用したのかもしれない。

だけど、時間の流れ方、風の吹き方、日射しの照りつけ方、なにもかもが、これらの三箇所で共通しているように思えるのだ。記憶の中では風の強さも、日射しの色も、セピアに染まってしまうからかもしれない

まるで僕の「夏への扉」のような記憶

 


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