アルコール消毒薬も市場から姿を消したようです。医療機関でも入荷が制限されはじめました。マスク、トイレットペーパーなんだかいろいろパニック状況になってるようですが、しっかり情報を見極めましょう。アルコール消毒もしかりです。
headlines.yahoo.co.jp看護の現場など医療関係者には「スタンダードプレコーション」標準感染予防策が第一とされています。これは院内感染を防ぐために米国で立てられたもの(1996年 CDC:米国疾病対策予防センターのガイドライン)です。
それによると、まず第一には、適切な『流水による手洗い』が上げられます。付着した汚染物(血液、汚物、分泌液など)を洗い流すことが大原則。そしてマスクやエプロンなどによる保護、正しい器具の取り扱い、リネンの取り扱いとつづきます。
第一は、『流水による手洗い』です。普通の石けんでかまいません。その後に必要に応じて、アルコール消毒を行う。もしくは手洗いがかなわない現場での使用です。たとえばコロナやインフルエンザにはアルコールは効果がありますが、決して万能ではなく。ノロなのでには効果が期待できません。
なにより、汚れが付着したままでアルコール消毒を行っても、有効な効果はえられません。まずは汚れを洗い流すこと。このことが大切です。確かに家に帰って玄関でアルコーリ消毒を行うことは良いことですが、外から帰ったときは、必ず手洗いも行うことです。正しい順序としては手洗い、そしてアルコール消毒(このとき手は乾燥していないければいけません)ですが、なにより手洗いが大事です。
そして追加。「手荒れ」も感染源の侵入や汚れの付着などにつながります。肌ケアも忘れずに行いましょう。