コロナ禍のもと不要不急の外出は控えなさいとのことで、献血がピンチになっている。もともと寒い時期には避けられがちで、平時でもピンチになることがあった。コロナ禍の今の大変な状況は、誰しも容易に想像できるだろう。そこへ更なるピンチが!
当院でも年に2回献血に応じている。病院での献血は、患者さんや一般来院者向けというより、職員が応じるためだ。先に書いたとおりこの時期の献血窮乏は誰しも理解しているし、献血が必要な人が沢山いることもわかっているからだ。だから多くの職員が積極的に協力する。
ところが、今年は、病院職員向けのコロナワクチンがある。まだ当院は順番がこないのだが、来月には献血を予定している。そんな中、赤十字の担当者から連絡があった
「コロナのワクチンいつからはじまりますか?」
なんでもコロナワクチン後の献血については全くデータがなく、接種後どれくらい開ければ献血が可能かふめいとのこと。たとえばインフルエンザワクチンだと1日あければ献血可能とされているが、コロナワクチンについいては全く新しい型のものだから不明だとのこと。
先の日赤の担当者さんによれば、「当然、コロナワクチン接種を最優先で進めていただきたいと思っていますが、もし献血日よりワクチンが早いなら今回の献血は中止になります。また、接種後の間隔も現状は不明で、最悪2週間、1ヶ月あけねばとなると、、、コロナワクチンは3週あけて2回接種ですし」と、なんとも困った様子。
このままだと医療関係者、その後一般のコロナワクチンが始まると、誰も献血できなくなる状況が続きそうです。全般的に、コロナの影響で手術を送らせた患者さんも多くあります。順次、手術は再開されていますが、これからしばらくは、例年以上に輸血が必要になると思われます。
健康なみなさん!今のうち、早めの献血にいきましょう