You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

黒部名水マラソン(1)

夏マラソンを謳うだけあって、この大会はほぼ2km毎に給水があります。それも水道水なんかじゃなくて黒部の名水です。キンキンに冷えた水は飲んでよし!かぶってよし!です。給水ポイント以外でも、町の人達が自作のミストシャワーで水をかけてくれたり、ほんと水には不自由しません。ラスト近くのジョッキでの水は旨かったし、思い切り頭からかぶって目が覚めましたよ。水には不自由しないってのが大きな印象の大会です。暑さもだけどwww。

スタートは朝の9時。すでに暑いとは思いましたが、まだこれから「暑くなるだろうな(笑)」と思う程度でした。給水ポイントではホワイトボードに気温が表示されていて、最初から28℃とか書いてあって「うわっ」とか思ってたんですけど。

吹いてる風とかが、まだ気持ちよくて出発~しばらくは、まだ余裕でした。すぐに30℃、32℃、、、中間地点くらいで確か35.5℃って見た、、、1kmを6歩30秒くらいで抑えめに走りだし、かつ2km単位の給水ポイントでは冷たい水を浴びてたので実際それほど暑さを体感はしてなかったように思います。あっというまに上半身びしょ濡れで肌寒く感じたくらいでしたからwww、登りに入る12kmくらいまでは・・・

 

f:id:mzo:20190529183338p:plain中間地点を過ぎてもしばらくは風景を眺める余裕もあったのですよ。ペース抑えめに走ってましたし、こじんまりした町並みを走る。水の張られた田んぼを行く。川の流れとともに走る。ここの風景もずいぶん見慣れたものになったけど、結構良い感じに思いつつ、暑さにめげず気持ちよく走っていたんです。

35.5℃という表示には、まさか?何をバカな!!って正直思ったんですよね、、、あとで知りましたが北海道では39℃とかで、富山の最高気温は31℃って発表でした、、、でも直射日光の田園風景のなかは、田んぼの水面の照り返しもあってもっと暑かったのだと思います。

前半の10kmすぎからの登りもそれほど苦しくなく、スローペースで走りだしたおかげもあって無理をせず上りを走っていけました。ここの上りはそんなキツイ傾斜じゃないので意外と登っていけるのです。気付けば20kmを2時間ちょっと。この気温でこのタイムは上出来だ。あとは下るだけだし、と思ってたトコロで高橋尚子さんが登場!強めのハイタッチで気合いを注入されて、よしここからだ!と思ったのですが、、、

見れば前方に密集した集団があって、渋滞になっています。近づいていくと5:00のぺ-サーの姿が!よし5時間は切れるかも。と一瞬思ったのですが、どうしてもあと一歩で追いつけず、給水の度に話されていきました^^;

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20km過ぎくらいからちょっと足が吊り気味ではあったのですが、それでもまだ前に出せていました。ここらで吊り吊りフィーバー、ストレッチしようにも痛くて思うように伸ばせず。ぅぅぅ小休止を繰り返していてやっと早歩き程度には動けるようになりました。
30km過ぎには完全にココロも折れた。完全に足が止まる。ほとんど歩いています。風景見る余裕もなくなったw。これが暑さの影響か!きっちり動けなくなった。小休止、トコトコ走る、歩く、の繰り返し。しんどかったです^^;マジ、リタイヤも考えたのですが、周りの誰しもが歩いてるんです。

こうなるとみな運命共同体。いついか互いに声を掛け合い、あと5km、あと3km、あと1kmーと、なんかゾンビのようにGOALへむけて流れていきましたね^^、でラスト1kmの地点にまた鬼軍曹、、、もとい高橋尚子さんが登場!!二度目のハイタッチで背中を押され最後の1kmは走ってGOAL!!