小林節の講演会に参加してきた。とても良い講演だった。「良い」などと評価を下すことさえおこがましい。だって学生時代に学問として『憲法』に触れる機会はあったが、単位をとるだけの受講で、とても真正面から取り組んだわけではなかった。だが、そんな僕にも先生の真剣な怒りがビシビシと伝わってきた
中途半端に憲法をかじっただけとはいえ、僕は現行憲法に対しては護憲の立場だ。なので先生の立場と100%一致するわけでない。過去の小林節の改憲論については全く同意できないし、今でもその論調は認めることの出来ない部分も多い。特に『9条』に対しての立場、集団的自衛権に関する部分がそうである。やはり「改憲」の立場にあるままだ
だが、そのポイントで一致できなくとも、立憲主義という絶対に曲げてはいけない点を、重大事と理解せず、、、理解していても、、、簡単にソレをねじ曲げてしまう
曲げてはいけないものをシレっと曲げてしまう。のうのうと「解釈改憲」をする。そして「明文改憲」と、、、そもそも曲げてはいけない物を曲げてはいけなかった。その暴挙を誰が見逃してくれると思ったのか、、、事実、多くの人がソレを見逃さなかった。あれだけの人が直に国会に押し寄せたこと。ここ数十年にはなかったことだ
そう。それもまだ去年のことだ。それを忘れてはいけない。本来曲げられないものを曲げて、抗議しても無視される。無視されないようにしないといけない。何度でも、何度でもヤツらは自分らの為に都合良くねじ曲げる。だから何度でも、何度でも立ち上がらないといけない、、、そういうキップの良い言葉が開場に響いていた
まさしく小林節(ぶし)だった