You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

暗約領域 新宿鮫Ⅺ ネタバレ注意

 久しぶりの新宿鮫、8年ぶりだという。前作で大きく鮫島の境遇が変わり、前作の読了後、さてこれけからどうなるんだ。と、こともあろうに鮫島の心配をした。そんなに心配はいらなかった。彼は変わらず一匹の鮫として新宿を泳いでいた。読了してまず感じたこと

作風?が大きく変わった気がする。

フィリップ・マーロウの雰囲気に近づいた。ロスの空気を至る所に感じ、なぜか鮫島の姿がマーロウとダブる。そいえば登場人物もギャングの大ボスとの微妙な「依頼」関係があって、減らず口をたたきながら自分の捜査をつづける、、、

いいよ、この雰囲気好きだわ。国際犯罪的な雰囲気にちょっと異物感を憶えるが、現代の東京、新宿、池袋、、、どんな町なのだろうと思い浮かべつつ。地方都市でえんえん暮らすロートルには都会は刺激が強すぎる。そんな町に鮫島は一人で暮らしている。一刑事として。

マーロゥだと探偵で、警官にも小突かれながら、ギャングとも衝突しながらも、自分のスタイル=捜査をつらぬく。それを日本でやろうと思えば、確かに探偵という設定は日本じゃちょっと苦しい。そこで刑事であり一匹狼である設定を準備した。それはナイスなアイデア

それでも、これまでの作品では、その設定を振り切ろうとしすぎて?乱暴に振る舞いすぎて気がした。それが今回すごくダンディに、ジェントルになった気がする。僕の気のせいか?登場人物はあいかわらず危険人物ばかりだが、、、藪が一番危ない男だろw!

暗約領域 新宿鮫XI

暗約領域 新宿鮫XI

  • 作者:大沢在昌
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2019/11/19
  • メディア: 単行本
 

さて、これからも鮫の活躍はまだまだ続きそうだ。新しい設定にも・・・前作では恋人と別れ、信頼する上司も失った・・・それを見事に乗り切った設定に、妙にしっくりしてしまう。お見事!さて、、、

 

俺はいつでも会いに行ける そうしたいと思ったら

 

と占めるなんて!くそ、やられたよ。

あれ?これ誰のセリフだっけか?

マーロゥだと思ったけど・・・違ったらゴメンなさい。

 

冬来る!

昨晩から断続的にアラレが降る空模様。そういえば朝、通勤の途中。すれ違う車の屋根に白い層が乗っかっているのを見かけた。山沿いの住人だろうか。朝の冷え込みは結構厳しかった。ように思う、、、なのに日中はずいぶん暖かく感じた。

朝晩は暖房がないとちょっとツライ。でも日中は薄手のカーデガン一枚で済む具合。今年も暖冬だなー、雪がない冬ついうのは過ごしやすい。まぁ、そう言っても暖冬というのも冬なのだけれど。油断してはいけない。

富山ではインフルエンザはまだそう流行はしていない。軽く黄色く色が浮いているが「警報」レベルには達しておらず。年内はなんとかこのまま済んでくれるんじゃないかと思う。これも良い冬の塩梅だと思う。このまま暖かくすぎてくれればなぁ

と。いいつつ、スタッドレスに車のタイヤは交換しました!

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国立感染症研究所 感染症情報センター

インフルエンザ流行レベルマップ 第47週(11/29更新)
2019年 第47週 (11月18日~11月24日) 2019年11月27日現在

 

 

走る奴なんて(2)

最近は、走るなら。少なくても5km以上と決めている。時間にするなら30分以上は走り続けたい。最初の頃は3km走るって言っても最後まで走りきれなかった・・・1km走って1km歩き、そして1km走る・・・走って歩いて、又走る。そんな状態だった。でも、毎日ではないけれど、週に3日は走る。間を3日以上開けないことをマイルールにして。
それでも、だ。マラソンを走る人ってのは違う人達なんだと思ってた。

だって、5km、10kmと走れるようになっても、それって1時間、2時間が経過してのことだぞ。つまり42.195kmてその8倍、4倍!時間にすると、、、えーっと、えーっと、8時間!!普段、お仕事してる間中走るってこと!?無理!無理!!60kgの男がやく1時間のランニングをすれば約500Kcal消費する。一日の必要カロリーが2000Kcalだとすれば、えーっと、えーっと・・・なんだか凄いことになる。なんか変な計算ばかりしていたなー。

まぁ。マラソンとか全く頭になかったんだ。3km走りきれば・・・歩かずに・・・満足=HAPPY!5km走りきればHAPPY!!、そして10km走ってVERY HAPPY!。今思えば10kmでそんな幸福感にひたれるなんてない。もっともこの頃の幸福感は悲壮感と背中合わせで、走りきった直後は、ゼーゼー、ゼーゼー、フラフラでウオーキングデッド!状態であった。

やがて20kmを走りきる。20kmを走りきったときの陶酔感は凄かった!ゼーゼーMAXふらふらMAXなんだけどね。
全ては、この陶酔感から始まったのかもしれない!?