You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

Tiger! Tiger!

実は年男である。正直なところ全く実感はわかない。前回は2010年、平成22年だったがその時は48歳だったわけだ。

自分が子供のころといえば、、、洟たらして服のそでとかテカテカにしてた頃^^;、、、周りにいた60歳のオトコといえば凄いジジイばかりだった気がすゆ。

いつしか定年が引き上げられ55歳から60歳になった。うわー、スゲェー!60歳なんて言ったらすごいお爺ちゃんじゃん。そんな爺さんでも働くのかー、と舌出して笑っていたような気がする。正直なところ年金制度も無茶苦茶になってて、悠長な暮らしは望むべくも無くなっていったのだが。

1994年(平成6年)1998年施行
高年齢者等の雇用の安定等に関する法律第8条(定年を定める場合の年齢)改正される

allabout.co.jp

それでもちょっとアルバイトでもしながらなんとか暮らしは成り立つだろう。いつまでもおあくせく働く必要もないだろう。とタカをくくっていた。実際はそんな憧れの隠居生活なんて待ってはくれてなかったのだけれども。

でも60歳で現役のように働く事態は想像してなかったヨ

今や定年は65歳という声も聞こえる始末。確かに自分のこと振り返っていうわけじゃないが、今の60歳ってあの頃の60歳と全然違う。今や60歳なんてまだまだ若造だw!貫禄というものがまるでない。正直、洟垂れだったころとなんも変わらない、浮ついた気分のままでいる。落ち着きがないのだ。人生に観念していないのだ。

確かに細かい文字は読みにくいし、ほっといても明るくなる前に目が覚めてしまう。やたらトイレも近い^^;、気づくと随分オデコも広がった。老化は確実に進んでいるのだが、毎日見てる自分の顔に変化なんて気づかない。

そして、定年は70歳までだ、定年制廃止だ、などという声も聞こえてくる。働けるうちは働きたいという思いも確かにある。実際は働かないと食っていけないが、先にも書いたが身体あちこちガタがきて、平均寿命も目前に控えてきた。

個人的には区切りとして定年があってほしいと思う。現行制度のままの雇用の『安定』(高年齢者雇用安定法)とか言われても、多くは「再雇用制度」など勤務条件の見直しが伴うし。60歳はまだまだ「働き盛り」と煽てられても、条件は引き下げられる。なんだかなぁーと思う。

それよりも「長い間ご苦労様、これからは後進に立場を譲って、あとは(老後は)自由気ままに」と言われたい。実際はコレもなかなかに厳しい。まず若い人が入って来ていないのだ。採用がされない期間がいくらか続いたから、後進がいない。

うちらの職場で次の世代というと、正直20歳ほど離れてしまっている。後進が育っていないという、育てられなかった責任もあるが、それは、私らの上の世代の責任だと言いたい。
歳の離れた世代に仕事を引き継ぐのはかなり大変だ。積み重ねてきた経験は一朝一夕にできない、同じ用に育ってきてない連中に、いまさら同じような経験を積ませることなど不可能。

60歳。それは還暦だ。「生まれたときと同じ暦に還る(赤ちゃんに還る)」という意味で「還暦」だそうだが、生まれ変わるチャンスもないようだ。