今年になって走る方は結構はかどっている。暖冬のおかげもあって本来なら走るロケーションにない季節なのに、幹線道路だけでなく田畑の道にも雪はまったくない。日本海を吹き渡る風もおだやかで、海岸線も水しぶきかぶらずに走れる。なんだか暖冬という異常気象に感謝している矮小化された自分が、世の中に対して申し訳ない、、、と、自責の念から鬱になりそうなくらいだ
ゴメンなさい人類
さて、そういうわけで外で活動的に在れるから、というわけでもないだろうが。本読みがすすまない。今年になって読んだ本といえば、まだ3冊しかない。老眼の進行で文字を読むのがツライと感じるようになったせいもあるが、、、東京創元社の文庫本なんてどれだけしんどいことかwww
鹿の王(上)(下)
叛逆航路
この3冊である。鹿の王は上下で2冊とカウントしてるから、作品としては3冊。鹿の王を今頃手に取ってるのもなぁ。なぜか出た当時に、すぐに読む気にならず、放置してるまに年が明けてしまい。あわてて正月休みに読み始めた。なるほどいままでの上橋作品とちょっと違う。これ『科学』の物語だなぁと、日本医療小説大賞の受賞ってそういうことだったのか!もっと早く読むべきだった
こみち (id:kazenokomichi)さんが紹介されてる「精霊の守り人」。NHKで大河ファンタジーとして放送されるのも楽しみにしてる。でもこっちも実は未読のままだ。青春アドベンチャーでは欠かさずに聞いたのだけどね^^;
そして、問題作?大苦戦したのが叛逆航路だ。「7冠受賞!」ってなに?えー、「ニューロマンサー」、「ねじまき少女」を越えるって、、、あ。「ねじまき少女」も買ったはずだが、まだ未読だ。どこに埋もれてるんだろう???いや、だが、これがかなり苦戦した。雰囲気はル・グィンの「闇の左手」っぽい感じだったんだけど、途中であれ?ミステリ、それもハードボイルド?え、なに、いつのまにかロマンス小説に、、、えーっええ、世界観の設定になじむのに苦戦し読み進まず。が、最初の苦戦が嘘のような展開に引き込まれ最後は理解不足のまま、最後まで一気読み!
で、読了後。一体この小説はなんだったのか完璧に消化不足!と思って解説を読んでいてたら、本来ネタバレになるから先に読むことはしないんだけど、こっちを先に読むべきだったと後悔。そしてこれが三部作であること。春には続編が出るって!うへーっ、もう一度読み直さないと
でも巻末の解説(用語集、年表)ってやっぱ最初に読まないでしょ!
さて、次は何を読もうか。ちょっと口直しが必要な気がするなぁ