12月の初旬にこれだけ雪が降る経験はホントないんですよ。もうびっくらこきました。油断したというのが正しいのかも知れません。なにしろもう何十年も冬の季節を経験してる身ですから、降ったら降ったで観念するしかないのです
こうやって夜の底に沈められて、降り込められていく心持ちはとても心細いものなんですよ。何度経験しても湿度の高い冷え込みが骨の髄まで染みてくように、降る雪片の一つひとつは小さくても、途切れるまもなく降り続け、積もりゆくゆく雪。雪国の夜の白い底がずんずん嵩あげされていって、見た目は優しそうで純なイメージですが
雪女の吹く一息とおなじ、その姿にだまされてはイケナイぜ!