You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

黒部名水マラソン(2)

はや1週間が過ぎようとしています。筋肉痛はほとんど消えました。いくつかの爪は相変わらず”死んで”ますが痛みはありません。ただ左の踵周囲、くるぶし後ろがにちょっと痛みますが、、、軽いジョギング程度は再開できるようになりました。でもまだ足が重いかな。

さて引き続きレポートといいますか、実はGOAL後のことはあまり記憶にありません^^;結構キツかったんだなぁ。最後は気力で走りきったことは憶えていますが。今回の結果を踏まえた反省点を書き留めておきたいと思います。

なんといっても練習不足。これにつきるんだと思います。練習不足の自覚はありました。だからスローで入る。前半抑えて走る。と事前に言い聞かせてはいたんですが、どれだけ抑えればよいかが分からなかった。練習不足なもんだから^^;もっとスローで入るべきだったんですね。

練習方法も研究しないとですね。週に3回は走るとは決めていましたが、せいぜい5km程度で終わってました。それもタダ走るだけだった。スピード練習も長距離走もしていない。ダメですね。漫然と走っていても力量はUPするだろうなんて、甘い考えでした。

今回の大失敗で気になったこと幾つか、、、

1.気の失せたタイツ

じゃなくて機能性タイツ!皆さん走る時にタイツ履いてますか?練習でも、大会でも、どうですか?最近はあまり膝痛は出なくなったんですが、走り始めの頃は膝痛とか悩まされました。で「機能性タイツ」とか勧められ着用しています。ですが、今回も膝痛は大丈夫でしたし、そろそろ要らないのかなって思い始めました。

後半に足が動かなくなるのも、タイツのせいで逆に動きを妨げてるんじゃないか?と思いました。履かずにいたらもっと早くに、動かなくなってた可能性もあるんですが、これも履かずに練習してみるとかしないとダメですね。

2.Apple Watch 4

あとアップルウオッチですが5時間ちょういでバッテリーが切れましたw。6時間は大丈夫って聞いてたんですが、GPSが結構バッテリー喰うようです。GARMINも併用していたので記録は取れてましたが。

3.ナイキ ズーム ペガサス ターボ

先月のハーフマラソンでは良い感じで走れて、自分としてはスピードに乗れて走れた気がしていたのですが。フルでは、分不相応でした^^;足が持たない。スピードは出やすいんだと思いますが、速い回転で走ってこそのターボかもしれません。

ゆっくり走ってるとき(1kmを6分程度)の違和感は、足首のぐらつきです。アッパーが柔らかいの良くも悪くも安定感不足と感じました。どうなんでしょう?そこそこの走力が無ければズームとかは諸刃の剣になるんじゃないでしょうか。練習不足+高機能シューズ=後半もたない。

4.暑さ対策

暑さのせいにするのは簡単なのですが、ここまで暑くはなくても例年暑い大会です。今回のマラソン部門の参加者は5786人、完走3927人(完走率78.2%)と例年より厳しい数字です。これだけの人が走りきってるわけですから、自分の走り方=プラン建てもちゃんと計画性持ってたてなければということですね。自分は2561位です。完走者の半分くらいの順位になるようにしたい。

要は練習不足。走り込み不足、長距離、長時間の練習をしてないことが一番大きな原因です。ちゃんとした練習をかんがえなきゃだめですね。計画を立てて走ることが必要。なにより長距離走が大事ってことです。同じように短い距離で済ませててはダメですね。スタミナを付けなきゃ、、、スタミナってなんだろう!?

練習時間の確保が一番の課題だ^^;。これが、はなはだ疑問でw。ですが、これまでのように、アリバイ的に週3回走ればなんとかなる。という考えは改めよう!ってことです。

来年も参加するつもりです!

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黒部名水マラソン(1)

夏マラソンを謳うだけあって、この大会はほぼ2km毎に給水があります。それも水道水なんかじゃなくて黒部の名水です。キンキンに冷えた水は飲んでよし!かぶってよし!です。給水ポイント以外でも、町の人達が自作のミストシャワーで水をかけてくれたり、ほんと水には不自由しません。ラスト近くのジョッキでの水は旨かったし、思い切り頭からかぶって目が覚めましたよ。水には不自由しないってのが大きな印象の大会です。暑さもだけどwww。

スタートは朝の9時。すでに暑いとは思いましたが、まだこれから「暑くなるだろうな(笑)」と思う程度でした。給水ポイントではホワイトボードに気温が表示されていて、最初から28℃とか書いてあって「うわっ」とか思ってたんですけど。

吹いてる風とかが、まだ気持ちよくて出発~しばらくは、まだ余裕でした。すぐに30℃、32℃、、、中間地点くらいで確か35.5℃って見た、、、1kmを6歩30秒くらいで抑えめに走りだし、かつ2km単位の給水ポイントでは冷たい水を浴びてたので実際それほど暑さを体感はしてなかったように思います。あっというまに上半身びしょ濡れで肌寒く感じたくらいでしたからwww、登りに入る12kmくらいまでは・・・

 

f:id:mzo:20190529183338p:plain中間地点を過ぎてもしばらくは風景を眺める余裕もあったのですよ。ペース抑えめに走ってましたし、こじんまりした町並みを走る。水の張られた田んぼを行く。川の流れとともに走る。ここの風景もずいぶん見慣れたものになったけど、結構良い感じに思いつつ、暑さにめげず気持ちよく走っていたんです。

35.5℃という表示には、まさか?何をバカな!!って正直思ったんですよね、、、あとで知りましたが北海道では39℃とかで、富山の最高気温は31℃って発表でした、、、でも直射日光の田園風景のなかは、田んぼの水面の照り返しもあってもっと暑かったのだと思います。

前半の10kmすぎからの登りもそれほど苦しくなく、スローペースで走りだしたおかげもあって無理をせず上りを走っていけました。ここの上りはそんなキツイ傾斜じゃないので意外と登っていけるのです。気付けば20kmを2時間ちょっと。この気温でこのタイムは上出来だ。あとは下るだけだし、と思ってたトコロで高橋尚子さんが登場!強めのハイタッチで気合いを注入されて、よしここからだ!と思ったのですが、、、

見れば前方に密集した集団があって、渋滞になっています。近づいていくと5:00のぺ-サーの姿が!よし5時間は切れるかも。と一瞬思ったのですが、どうしてもあと一歩で追いつけず、給水の度に話されていきました^^;

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20km過ぎくらいからちょっと足が吊り気味ではあったのですが、それでもまだ前に出せていました。ここらで吊り吊りフィーバー、ストレッチしようにも痛くて思うように伸ばせず。ぅぅぅ小休止を繰り返していてやっと早歩き程度には動けるようになりました。
30km過ぎには完全にココロも折れた。完全に足が止まる。ほとんど歩いています。風景見る余裕もなくなったw。これが暑さの影響か!きっちり動けなくなった。小休止、トコトコ走る、歩く、の繰り返し。しんどかったです^^;マジ、リタイヤも考えたのですが、周りの誰しもが歩いてるんです。

こうなるとみな運命共同体。いついか互いに声を掛け合い、あと5km、あと3km、あと1kmーと、なんかゾンビのようにGOALへむけて流れていきましたね^^、でラスト1kmの地点にまた鬼軍曹、、、もとい高橋尚子さんが登場!!二度目のハイタッチで背中を押され最後の1kmは走ってGOAL!!

黒部名水マラソン(感想)

今年も懲りずにエントリーしたわけですが、昨年もそれなりに暑かったですが今年の暑さは別格だったでしょう。9:00のスタート時点で24℃になってました。正直日射しは強かったのですが、真っ青の空ではなく薄くけぶってる感じで、真夏って感じはあまりしていなかったんです。それでもストレッチだけで汗ダクになってましたが^^;ちなみに過去の気温データは次のとおり。まぁ初夏マラソンと言われるだけはあります。

 

【第35回】 晴れ  H30.5.27  最低気温 19℃   最高気温 22℃

【第34回】 晴れ  H29.6.4  最低気温 17℃   最高気温 22℃

【第33回】 晴れ  H28.5.29  最低気温 20.5℃   最高気温 25.5℃

【第32回】 晴れ  H27.5.24  最低気温 23.5℃   最高気温 25.5℃

【第31回】 くもり H26.5.25  最低気温 22.0℃   最高気温 24.0℃

 

北陸の地では、全国的に本格的なマラソンシーズンである冬のシーズンは走れません。なので冬の終わりを待って、春から練習を本格化させて、よし!大会だ、という祝シーズン到来かつラストチャンスのような大会でもあります。おかげさまで天候には恵まれています。五月晴れの空の下走る。青空の下を思い切り走るという憧れを満喫できる意味でも、ランナーの期待は大きいと思います。

それに今年で第36回という歴史もある大会、また大会眼にカーター記念と付いているのは元米国大統領のジミー・カーターですね。若い人達は知らないかな^^;スタートに当たっては本人から寄せられたメッセージが読み上げられます。

RUNNETの全国ランニング大会100撰の常連で、ここ2、3年は常に上位にランクイン。地方の大会で7000人クラスの大会であることもマレだと思います。地方大会で地道な人気の秘密はいろいろあると思いますが、運営の円滑さやエイドの多さ、地元の人の応援、サポートが充実してるからだと思います。

実際、参加者の比率でも県外参加者が多い大会で、けっこう全国から駆けつけるリピーター多いのではないでしょうか。前日の高橋尚子さんと柏原竜二さんのスペシャトークショー(無料)でのことですが、「どこから来ましたかー」というQちゃんの問いかけに、実に7割近くが県外参加者でした。
RUNNETの大会レポートを見ると、会場までのアクセス案内の良さ、シャトルバスのスムーズな運行。会場での受け付けもスムーズ、など地方都市が真剣に”おもてなし”精神で運営してるところじゃないでしょうか。

これは県内参加の僕でも感じるのですが、この大会の運営のボランティアや街角の応援の人達が、ほんとうに自発的に参加してる気がします。市からの動員もかかってると思いますが、運営のボランティアの対応や、辻辻で、家の前に出てきて声援や清水(しょうず:方言)のサービスとか、ヤラセ感が少なく感じるのです。

黒部名水マラソンの宣伝みたいになってますが、僕は黒部市の人間でもなく出身は呉西です(富山は東と西で文化が違う。呉東と呉西)。実は、あまり呉東の風潮は好きでないんですけど^^;この大会はお気に入りなのです。僕のフルマラソンデビューの大会だったと言うこともあるでしょうが、ほんとに、最初に大会参加という緊張感の不安を払拭してくれた大会で、それだけ印象が強いのだと思います。

暑さはちょっと辟易しますが、ここまで書いた黒部のいろんな良い点が、暑さを打ち消して、いや暑い大会と分かっていても参加したくなるミソなんじゃないでしょうか。今年も、今年は特に、暑さに苦しみました。

あのとき、30km過ぎにはGOALに辿りつけるんだろうか、と、かなりマイナス思考のスパイラルに陥ってました。ああもう当分フルはいいや、このキツさは、、、とにかくGOALしないと終わらない。前へ、前へ、と亡者のように歩むので精一杯だったのに、来年もまた走ろうと今思っています。

全国のいろんな大会のそれぞれが、地元の方々の一生懸命な努力でつくり上げられていると思います。僕はまだラン歴が浅く、休みもなかなか自由がきかないので、全国飛び回って参加というわけにはいきません。一つでも多くのローカル大会を経験することが、タイムがなかなか削れない今の僕には、ランを続ける大きなモチベーションになってます。

筋肉痛が消えてきて、日焼けの痒さにムズムズしつつ、まずは感想。