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*いしのなかにいる*

梅雨明け

梅雨明けが「発表されない」ということ

8月に入っても、まだ「梅雨明け」の声を聞かないのだ。知人と「梅雨って明けたの?まだ?長くない?」と話していて、思い起こした。梅雨明けというのは、誰かが決めて宣言する「約束事」ではなく、空の様子を見て気象台が「たぶんもう梅雨は終わった」と判断するものなのだ。

調べてみた。北陸は梅雨前線や低気圧の影響で7月末まで雨が残り、晴れの日が続かなければ梅雨明けとは言えないらしい。平年なら7月23日ごろに明けるはずが、今年はずれ込んでいる。

「明ける」という言葉には、はっきり線を引けない自然の複雑さが隠れていると思う。空は人間の都合になんて合わせてはくれないのだ。だからこそ天気予報士は毎日空を見上げ、何日も先の変化を伺う。

梅雨明けが遅れているという小さな事実から、自然を理解するとは、待つことでもあるのだと気づかされた。

そして、実は富山もずーっと雨が降らない。ここのところずーっと晴れているのだ。なのに、なぜ梅雨明けが発表されないのだろう。答えはべつのところにあったようだ。気象庁のいう「北陸地方」とは、新潟・富山・石川・福井の四県だ。石川や富山の空を見て「もう明けたはず」と思っても、新潟側で雨が続いていれば、北陸全体としては梅雨明けと言えないらしい。

ここで気づいたのは、自分が無意識に「北陸=石川・富山・福井」だと思い込み、新潟を数えに入れていなかったことだ。長く新潟は北陸の一部という認識を持ったことがない。北信越や東北のイメージだ。しかもこの見方は、僕一人の勘違いというより、多くの人がそう思っている。新潟は富山からは、お隣にあるけど福井以上に遠い存在なのだた。

梅雨明けという小さなニュースが、自分の中にあった地理の思い込みに気づかせてくれた。天気は地域全体で決まる。だからこそ、その地域をどう区切り、どう捉えているかという自分の理解のほうも、たまには見直す必要があるのかもしれない、、、と書いていたら、こんなニュースが

北陸、東北も梅雨明けしたと・・・え!?明けたのー

weathernews.jp