You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

クロヨン(2)

ダムの放水に虹がかかっています。人口の虹なのですが、こうしてダムの真上から虹を見下ろすという趣があります。また横から見ると正面に、二重に、虹が架かって見えるのもまた、いとおかし!ってな具合です。

黒部ダムに来るのは僕は4度目かな、何度か来ていますが。やっぱりスケールの大きさには圧倒されます。ダムの高さや幅もそうなんですけど、ここに蓄えられている水量の多さにこそ驚かずにはいられません。まるで「ヲレ様がをアーチ型で支えてるんだぜ」というクロヨンの自負する独り言が聞こえるようです。

昭和38年の完成というと、まさに昭和の高度成長期。とはいえ市井の人々の暮らしは、豊かさが見え始めたばかり、、、人々に時代の成長という希望が見え始めた、、、大部分の人々は、まだまだ貧しい暮らしであった。そんな中に「成長」している時代のシンボルとして、人々の夢を支えるアーチとなったのだなぁと感慨にふけっていました。この地に立つ度に、、、が、今回はちょっと違った思いがこみ上げたのでした。

なにせ、このダムの年齢は僕とそう変わらないのですwww^^;;;汗。この僕は、いったい、同じような年月に、ナニを支えてきたのだろうと振り返ることしきりでありました。

ガンバレ!クロヨン!まだまだ!まだまだ!まだまd、、、クドイw

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クロヨン(1)

昨日の日曜に久々にクロヨン=黒部ダムへ行ってきた。これまで何度か行ったことがあるが、うちのヨメが一回も行ったことがないとかで、一度は行った方が良いだろうというこで出かけてきた。富山人としては富山県側から、室堂から入るのが正規ルートの感があるが、今回は裏側=扇沢から入る・・・裏日本の人間としては、立山黒部アルペンルートの正面玄関はコッチというイメージがあるので^^;あくまで扇沢は裏側という意識だ。ゴメン長野県民さま<(__)>。

ルートとしては北陸自動車道糸魚川まで行き。148号線を南下して白馬を越え扇沢へ。ここまでの所要時間が4時間弱。扇沢からのトロリーバスが16分。待ち時間もほとんどなく、日曜ということで混雑を覚悟していたのだが、室堂からのルートより全然早くすすむじゃないか。

ちなみに料金も、扇沢-黒辺ダムのトロリーバスが往復2570円。これが富山側からだと立山駅-黒部ダム(ケーブルカー-高原バス-トロリーバス-ケーブルカー=片道1時間15分)は往復料金が10,790円だwww。

高速料金入れても扇沢からのほうが安いんだ。知らなかった、、、まぁ、あまりにも簡単に着くので拍子抜けした。もっとも立山駅からだとケーブルカーにロープウエイといろんな体験ができる。景観もそっちのが抜群だけども。

で、黒部ダムがコチラ!
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標高が1450m地点。地上と比べればかなり涼しく快適。この日は日射しが強く肌にさす日射しは熱かったけど。湖面を吹く風も気持ちいいし、今は観光放水も行っていて、飛沫が舞い上がり爽快だ。

黒部ダムでの散策は1時間あれば可能。遊覧船や食事とかするとなると、もっと時間が必要となるだろう。大きなザックをかつぎ、一目で『山屋』=登山者と見受け人も多数。結構な高齢者・・・自分より高齢に見える人は全てだw・・・が、自分の背丈を超えるようなザック姿である。率直に羨ましく思った。で、そうかまだまだイケるかも!山始めようかなぁー、と思う。

ダムから見上げる山々も懐かしく、かつ、胸が沸き立った。

HON(7)

7月に読んだ本は以下の通り。

 

・希望荘

・風塵乱舞: アルスラーン戦記6

・王都奪還: アルスラーン戦記7

憲法の無意識

 

アルスラーンは第一部が終了。ラスト「王都奪還」がいまいち盛り上がりに欠けた・・・あわてて結末にしてしまった・・・気がするのが残念だった。すでに第二部は始まっており、また「謎」の部分も大部分が残されており、今後の展開が楽しみだ。

希望荘も「杉村三郎シリーズ」の第4弾。杉村はめでたく探偵として独立しており、そこでの「探偵家業」を短編集として集めたものだ。うん、これで正統派(?)のハードボイルド小説となったと思う。以前はサラリーマンとしての主人公がまずあった。それでも十分に雰囲気はハードボイルドだった。これで正々堂々ハードボイルドを楽しめる。個人的に非常にうれしい。

憲法の無意識には正直驚いた。こういうう捉え方があるのかと目からうろこ。久しく学術的な論稿を読んでなかったこともあるが、憲法の問題がいまこそ無視できなくなり、慌てて学ぼうとして手に取った新書がこれだった。

入門書としては難解すぎたかもしれない。若いw時に学んだことが現代ではどう捉えられているのかと思い、挑んでみただのだが、難しかった。全体を通して、憲法の問題といより「世界戦争とその戦後」を論じたものだと思う。それも「宇野派」的な立場からのアプローチなのか、というのも気になった。しかし、こうした問題に再度取り組んでみようと感じた。こういう気概のようなものがおきたのはうれしい誤算。

 

希望荘

希望荘

 

 

風塵乱舞: アルスラーン戦記6 (光文社文庫)

風塵乱舞: アルスラーン戦記6 (光文社文庫)

 

 

王都奪還: アルスラーン戦記7 (光文社文庫)

王都奪還: アルスラーン戦記7 (光文社文庫)

 

 

憲法の無意識 (岩波新書)

憲法の無意識 (岩波新書)