連日『コロナ』との戦いで、走ることもままならない状況が続いています。一応、医療関係に務める身なので、事務職ですが。なので直に前面に出ることはありません。近しい所で陽性患者が発生したとかありますが、幸い当院での発生は無く、僕自身も感染はしていません。タブン。たぶんと言うしかないのは、はっきりした症状がないだけだからですね。
ジムとして、連日、他院との連携調整に始まり、施設管理や衛生材料の在庫・流通状況の確認、院内の感染対策の手順作成や現場での徹底、患者さんの問診援助etc、、、あちこち走り回っています。
とにかく疲労と気疲れが半端なく。倦怠感の強さだけで言えば、症状がないわけでもない、、、というのが正直なところです。ですが、そう気軽にPCR検査なんて口にはできません。保健所さんはじめ、実際に検査する技師さんの大変さを思えば、そうそう気軽に手を患わせるわけにもいきません。
毎朝、体温を測定し、呼吸器症状は?味覚異常は?と自己チェックを繰り返し、なるほど、どうやら今日も大丈夫そうだ。と重い身体を病院まで運びます。田舎とは言え、在宅勤務も進んでいるせいか、はたまた学校が休みのせいもあってか、通勤のラッシュは3割程は軽減されている感じです。
こんな一介の”ジム”の立場で言っても、コロナとの戦いは、一言でいって、消耗戦です。桁外れの相手です。見えない相手に徒手空拳で挑んでいるような状況で、そのカケラが一片でも被弾すれば、一撃です。
ウチは、専門的な機能を持つ大きな病院ではありません。いわゆる「慢性期」の患者さんを主に受け持つポジションなので、急性期の患者さん達が来ると、それ相応の病院へ紹介するポジションです。逆に、急性期の病院から慢性期へ移行した患者さんを受け取る役割を果たしていますが、、、
当県では、その急性期の病院、『感染症対策病院』が、まずヤラレてしまいましたとさ。さて、と、どうしろと、、、そしてジムなのに、、、そうこうしているうちに、一般の開業医さんも発熱者を怖くて診られなくなってきたようで、本来ならウチなんかに紹介なんてしないはずなのに、患者さんがどんどん流れてきて、、、
ソロモンも陥落寸前です!?
機能別の医療構想は、高齢化社会対策に対しては、一定の効果があるかもしれませんが、、、『急性期』ー『慢性期』ー『在宅・介護』、、、そいうい回転のなかで完結すればよいのですが、今回のようなイレギュラーな非常時には対応できないようです。
疫病のように病気が広がること、そうした病いとの戦いが、かつてはあったこと、それを前時代的なのもの(結核、コレラ、チフス、、、)にしか捉えられず、そのようなことはもう起こらない。そう決めてしまった慢心があったのではないかと。
各県、各地域で、感染症に対応できる病院はほんの一握りしかありません。そこへ陽性患者が集められると言うことは、そこが容易にクラスターにもなるということです、、、まだ患者が集中してなかったのに、そこからクラスター化してたりもしますが^^;、、、
病院などの医療機関だけでなく、保健所だって市町村合併に伴う統廃合などで人員が大幅削減された状況が続いていました。人材不足の弊害は否めません。どういう状況を想定し備えるか、いつも、昔のコトは忘れてしまうのが人の常ですが。
この戦いはいつまでつづくのか、早く終焉して欲しい。でも現実には首をすくめて災いが通りすぎるのを待つしかできないのですが、、、医師も、看護師も限られて、そこへきてマスクもエプロンも限られて、どう対処しろと、、、
僕らジムは、無い知恵を集め、アレコレ、いろいろ工夫しながら過ごしています。
せめてシールドくらい欲しいT-T