ついに完結である。第一巻を手にしたのはいつのことだったか、、、実はハッキリ憶えているのだ。なにせ北へ向かう寝台列車、トワイライト・エクスプレスの車中であったから。え、それが何年前か?って?え?え?えーっと、、、それはわからないw^^;ただ寝台のツインのベッドで揺られながらセナーセー市の雰囲気を味わった。今思うと奇跡のような瞬間だったと思う。鉄道の匂いと、セナーセー。雰囲気がズバリ、マッチしている。
今調べると、第一巻がでたのが2009年となっている。あれから10年たったのか、これだけの年月をかけ追いかけて読み継いできた作品はない。途中、話がいくつも分岐しあちこちに飛んでいく、いろんな人物の物語が紡ぎ出されるものだから、はて?こんな拡散していって、最後にはどうなっていくんだ?正直、読んでて不安になった。
パンデミックの話、差別の問題、性の問題、銀河大戦争、、、ありとあらゆる話が始まっては、別の話へ飛ぶものだから、最後がまったく予測つかなかった。体としてどこへ収斂させるのか、結末は???と思っていたのも7巻、8巻かくらいの頃までで、
それ以降はもう勢いで読むしかなく。実際展開はスピードアップし、どんどん物語は収斂していったのだけれど。あれ、この人物はあのときの、あ、これはあのときの続きだ、、、なんだっけ?と思いつつ今更読み返すわけにもいかず。勢いで読み切りました。
うーん、もういっかい読み返せば違う風に読めるのだろうと、確信できますが、いや、いまはまだ手を付けられそうにないですな。そもそも話は終わったのか、ちゃんとエンディングを迎えられたのか疑問に思っている。今からまた派生したストーリーがいくつも出て来てもおかしくない。出れば読むと思う。懲りもせずw
今は読み切ったという満足だけでお腹いっぱいです!はは、最後ストーリーに乗り損ねていて、結末がどういう意味なのか実は真意を測りかねているのはヒミツ!
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もう一度読み返せるかなぁ
2019/03/11 17:44