朝起きて窓の外を眺めた時には一面が真っ白だった。が、出勤する時分には雪は雨にかわっており、一面真っ白だった外の景色はもはや失われて、所々に白い塊が横たわる程度になっていた。
このくらいなら積雪とは呼べない量だ。雨雪でシャーベット状になった道では、車が通り過ぎるたびに盛大にしぶきがあがる。やれやれ、、、気をつけないとズボンがびしょびしょになる。だけどこの程度なら皆、普通の革靴orシューズーで職場へ、学校へと急ぎ足で行き交う。
冬の始まりは、こういうぐじゅぐじゅな状態で始まる。まだ寒波のヤツは本気出してないから。