数日前からネットで話題になっていたようだが、米国で『抗菌石けん』が販売禁止となったようだ。米食品医薬品局(FDA)による決定。それをうけて日本も対応を迫られそうとのこと。厚生労働省の実態調査もはじまるようだ。をインフルエンザの声はまだ聞かないが、そう遠いことではない。現にジカ熱に麻疹(はしか)、おたふくに、マイコプラズマetc、、、の流行が騒がれている。うがい&手洗いは必須な状況だ。どうせならば『抗菌石けん』でと思うもの。現代の日本人はとみに『清潔』好きだしね~
昔しの日本人wは、これほど清潔好きだったかなぁ?いつからこんなキレイ好きになったんだろ?と思う。僕の幼少のころを、今、思えば思わず顔をしかめたくなることが いっぱいだ。例えば、ティッシュなんてなかった。トイレットペーパーもなかった。水洗じゃなかったし^^;、、、今だったら到底考えられない暮らしだよな。
さてと、『抗菌石けん』で問題視されるたは 「トリクロサン」、「トリクロカルバン」などの19種類の成分だそうで。詳しくは米食品医薬品局(FDA)の発表を見ていただきたい(英文だ^^;)。ここで問題となるのは効果が疑問視されてるだけでなく、別の危険が指摘されていること。つまり副作用が大きいということだ。
話しは、飛ぶ。週刊誌で「医者の薬飲むな」が現場では問題になっている。治療の妨げになるからやっかいだ。例えば、血圧の薬は飲み始めると止められなくなる、、、とか当たり前だし、その他慢性疾患(今は生活習慣病)の薬は上手につきあっていくしかないのだが、まさしく全否定している。治療できないぞこんなんだと。
また、ロキソニンで胃腸障害なんてのも当たり前だ。だから医師の監督下(診察のもと)で飲む薬。それが市販薬にされてることが「危険」なんだ。それはさておき、ロキソニン大好き患者さんは多い。ロキ信者だ。必要ないから飲むな、副作用あるよ、と注意しても聞きいれなかったのに、週刊誌で出ると一発で「コワイからイラナイ」と止めるのも、いかがなものか・・・さらに話しは飛ぶが、頭痛でロキソニン飲んでる人が多いが、実は医科用のロキソニンの効能に頭痛はない。レセプトは通らないんだ(実際には、頭痛にも効くには効くんだけど、頭痛の種類によって効かないものも多い)。
話しを戻す。「トリクロサン」などが使われているのは『抗菌石けん』石鹸だけではない。ハミガキ、シャンプー、クレンジング、ハンドクリーム、口紅、、、さまざまなものに使用されているから、調査結果によっては影響が大きい。また、その危険性は使用した個人のみではない。排水になれば「環境ホルモン」として自然界にばらまかれていく、、、知らないで使ってよいものではない。
結局は、普通の石鹸と流水での手洗い。それとうがいがベターとのこと。あぁ、うがいにしても「うがい薬」(市販薬)の有用性はあまり高くなく、普通の水が安全との声があったなぁ。さて、こうなると清潔好きもまり過度になると逆効果になっている。
まぁ、問題が起こって・・・起こらないと気付かない・・・はじめて気になりだすところがいかにも日本人らしいところではある。僕も含めてだけれど、こういうニュースを聞かないと改めえ考えてみようとしないのだから同族だ。(つづくw)