日中は真夏日になろうかというような暑さでしたが、さすがに夜になれば幾分涼しい。梅雨前の今自分は空気が乾燥していて、昼間の暑さもさっとひいていくようだ。それでも帰ってみれば締め切っていた部屋にはまだ日中の熱気が籠もっており、むっとし固まりのなかに足をふみれいれてしまった。あわてて部屋の熱気を逃がそうと窓を開けると眩しい月がぽつんと空に、、、冴え冴えとした光の下、田んぼの中をふき渡ってくる風はちょうどよいくらいの湿り気を帯び。日中の乾燥をゆっくりと潤していく。「ぶるっ」あ、気付けば両腕が泡だっていた。肌寒さに慌てて上着をとりにもどる。再び窓のそばへと戻ってきたら、そこにはもう月はなく、星さえも見えない。今夜は曇り空らしい、、、