昨日に引き続き今朝は寒かった。でも午後からは日が射してクッキリと立山方面も見渡せた。踏切からぼーっと遠方を見やると、まさしく”屏風”のように、東の大地のはてには山々が起立し立ちはだかってるのだった。あの山々のせいで雪雲はせき止められ、冬場の降雪となる。比較的暖かな日本海の水蒸気を吸い上げて、山にぶちあたって雪雲となるらしい。世界でも類を見ない豪雪地帯となるのだ。この山がなければ日本海側の冬場はもうすこし過ごしやすいとも聞いた
が、天気の良い日にこうして眺めると、まるでそのひろい懐に我らが暮らす大地は包みこまれて、しっかり守られてる気持ちになる・・・この安堵感。だから富山人は、よその土地に行って、周りをぐるりと囲む山の姿がないと落ち着かない、妙な不安に襲われるのだ。うーん、この線路の向こうにあの山を越えて旅立ちたい思いが半分に、でもその彼方の知らない土地柄に不安が半分だ
あの山の向こうに住む人々は、山の向こう側からコチラ側をどう想像しているのだろう・・・あ、いけない会議に遅れてしまう!急がなきゃ!!もっとじっくり眺めていたいのになぁ・・・風は冷たく光は眩しいゼ!コンチキショー