警戒していたほどの積雪はなかった。だが冷えこみがきびしい、この時期にはまれな、そして夕暮れ時に凍るのはめずらしい。ここらで凍るのは日が昇る早朝=放射冷却によると相場が決まっているのだ。だが今晩は夕暮れと同時に凍り始めたようだ。外へ出たとたん足の裏に凍結してるのを感じた・・・だからといって決して裸足じゃないゼ!・・・だから、僕はいつも以上に慎重に歩みをすすめた。だって今日は普通のズックだものw、、、そうして、なんとか車まで辿りついてみれば
ガッチ!ガチ!バリ!バリ!
ドアを開けるとき、バリバリ、、、と本当に音がした。フロントガラスは真っ白に凍り付き視界=0。こんなときにワイパーを動かすのは愚の骨頂だ。ワイパーゴムがいかれるだけで全く効果はない。あわてずに車内に備え付けているペットボトル(500ml)の水を2本ばかしフロントにぶちまける。が、ごらんの通りだ。車内に戻るとすでにザラメ状に凍り付いてしまっている。デフ全開でしばし待つ、車内が暖まるのをじっと待つ、、、冬の時期にガス欠は死を意味するゾ。そんなことになったら春までお休みさ!
基本通勤道は田んぼの中の一本道。真っ白の田んぼがえんえんに続く、今日ほど凍り付いていれば積雪があっても雪の上をまっすぐに歩いて行けるよ。向こう村までも回り道することなく一直線にいける。今日のように風がない日だと楽勝だ!。が、行ったってなにもないよ!
黒いはずのアスファルトが真っ白に輝く三叉路。田んぼの中だから信号はない。止まれの標識もない。見通しはいいから合流する車はすぐに分かる。お互いをすぐに認めるから、お互いまずは、一緒に、減速しはじめる。合流地点まで譲り合い、どうぞお先に、いえいえこちらこそどうぞ、じゃあ私がお先に?え?そっちが先?、、、え?え?とユルユルユル・・・
ゴツン!
てのもよくあることだ。待つなら待つ、行くなら行く、しっかり態度で示せ!GO!GO!。ま、たいがい対向車も合流車もめったにないが・・・田舎だもの。しかしこういう田んぼのなかでガス欠はほんとシャレにならないからね注意!注意!ガソリンと灯油は絶対に切らしてはいけない。半分以下にしてはいけないゼ
死して屍拾うもの無し!