You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

コオロギも鳴いている

家に帰り着いて玄関の戸を開こうと、暗闇の中家の鍵を探してバッグのなかをまさぐっていると、どこからともなくコロコロコ・・・と虫の声。これはコオロギだな。まだこんな暑い盛りだというに、どうやら一匹気の早いのがいて、コロコロコ・・・と鳴いている。しばし暗がりのなか鍵を探すのをやめて耳を澄ましてみた

 

コロコロコ・・・

 

ちょっとか弱い声なのは、まだ幼いコオロギだからか?それともこの暑さにバテててるからか、はかないコオロギの音に、それでもちょっと涼しさを感じた。ガンバレ!ガンバレ!もっっともっと、、、とココロの中で声援を送りつつ、いつまでも家の前にじっとしてるわけもゆかず。やっと手にした鍵で戸を開き、誰もいない家の中に入ると・・・そこは熱帯!あっちーぃ

 

とてもコオロギの音に耳を傾けるような情緒はなくなった。コオロギよ、懸命に鳴くのはも少し涼しくなってからでもいいよ!

 

鳴く?

 

コオロギの音って「鳴く」という表現でいいのかな?